本文へ移動

ニュースレター

ブログ

お寺で終活!多数のご参加ありがとうございました。

2019-04-15
3/21(木祝)から3/24(日)まで川西市満願寺町7-1神秀山満願寺本坊にて“お寺で終活”「失敗しない永代供養の選び方セミナー」を開催いたしました。時より小雨の降る寒い4日間ではございましたが、多数のご参加を頂き感謝申し上げます。セミナー内容を少し申し上げますと、まずは永代供養とは何かから始まります。ずばり永代供養とは“お寺が永代にわたり供養する”という事です。近年注目されております行政管理の合葬式墓所等は宗教者はお参りしませんので、永代供養ではなく、あくまでもどなたでも一緒に(=合葬)納めますのでご自分でお参りに来て下さい。お参りに来れられる方がいなくなった時点で無縁になりますよ。という事です。「合葬式墓所に納めたら継承者が居なくても永代供養してもらえるから安心」は間違いなのです。継承者がなく永代供養をお考えの方は、くれぐれもお気を付け下さい!
次に“継承者が居ない”についてです。「うちは娘しかいないから」「孫が女の子だから」=継承者が居ない とお考えの方が多いですが、お子さん、お孫さんが女性でも嫁がれていても、本人がその気であれば継承できるのです。
女性でも継承しやすいお墓のお話は次号に詳しくご説明させていただきます。続いては墓じまいについてです。ここ2年ほどで問い合わせやご依頼の増えている墓じまい。しっかり現実を見ていただきたく少々荒い言葉を使いますが、墓じまいとは、メディアの作った造語であり、正式名称は“改葬と墳墓の破壊、撤去、処分”です。
改葬とは、埋葬、収蔵されていた遺骨を新たな場所へ移動することです。ご先祖様は居心地よく眠っていた場所を移される訳ですから、移動先は居心地の良い場所にしてあげたいものです。新しいお墓を建てる場合は写経をたくさん書いて納骨室に敷き詰めます。居心地の良いようにお経のお布団を敷いてあげるのです。永代供養墓、納骨堂、合葬式墓所等に納められる場合は行ける限りお参りに行ってください。子孫がお参りに来てくれる事ほど嬉しい事はありません。
遺骨を出した後の墳墓は、撤去、処分して敷地を更地に戻し、管理者に返還しなければなりません。この際「土地代がいくらか戻る」と思われている方がありますが、墓所を申し込まれ た際にお支払いされたのは永代使用料という“墳墓を建てる為の土地を永代に渡り使用する権利”ですので、使用しなくなればお返ししなければならず、お金が戻らないのが通常です。
「大切にしてきたお墓の一部を残したい」「お参りには行きたいけれど一人で行くのはなかなか難しくなってきた」という方には手元供養もおすすめです。お墓を解体する際に一部を残して、お数珠や花器、小さい五輪塔、御地蔵様に加工し直す事が出来ますので、いつも側に置いていただけます。すべてを無くしてしまう前にもう一度ゆっくりお考えいただければ幸いです。
TOPへ戻る