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今一度お墓の意味を考えてみませんか?

2019-07-20
 お盆が近くなりました。お寺さんは日程調整でバタバタ、イライラ・・・。お仏壇やお墓を持つ方々はお膳の準備やお掃除の事を考え始めておられるでしょうか?実家から離れて暮らす家族も、ご先祖様も家族全員が揃うお盆。受け入れる側はとても大変ですが、大切なひと時です。
さて、ここ20年間の日本人の意識調査したところ、お盆のお墓参りを年中行事として意識しているのは、毎年ほどんど変化なく50%程度という結果が出ています。お花見やクリスマス行事より低い数値です。これから増々低くなる可能性もあります。
何故なら、最近では仏壇やお墓を閉じて永代供養や合葬式墓地に移す方も増えているからです。
お仏壇やお墓のお掃除もしなくて良いから楽?!これで子供達にも迷惑かけなく済んで安心?!いえいえ、ちょっと想像してみて下さい。お正月の初詣のように永代供養墓や合葬式墓地の祭壇前に長蛇の列が出来てお参りするまで数時間・・・。こんなにも待ったのに手を合わせる時間はほんの数秒・・・。これが日本人の先祖供養で良いのでしょうか?落ち着いてお参り出来ますか?
お墓は家族専用の守り神
ご家族がおありでお墓じまいをされる方は決まってこうおっしゃいます。「無理してお参りに来てもらわなくて良いの」しかし残された方はどうでしょうか?子育て、受験、就職、仕事、結婚、子宝 日々の悩み事の相談、慶び事の報告、どこに行けば良いのでしょう?それぞれに有名な神社やお寺でしょうか?
実はどこに行くよりも、お墓参りする事が一番効果があります!何故なら、先祖は子孫が可愛くて仕方ないからです。しかし、なんとか力になりたい!救いたい!と思っていても相談してもらわないと力になりようが無いんです。
私事ではござますが、長男を身ごもったとき、安産の祈願でかの有名なN寺観音さんへお参りに行きました。戌の日だったせいもあり、各地から続々とお参りに来られていました。お参りの流れは、本堂でお参り(外から)⇒安産祈願セット(お札、腹帯、お守り)の申し込み¥7,000(直接ご祈祷希望は¥20,000支払って順番を待つ)⇒お札は後日郵送される。そして無事に出産を終えた際には新しい腹帯を持ってお礼参りへ。この頂いた腹帯を巻いて願うのももちろん結構なのですが、実はもっとありがたい腹帯があるんです。
建墓で使用したさらしが腹帯に!
話はお墓に戻りますが、お墓を新しく建立した際には、開眼供養という入魂の儀式があり、この儀式までの間は白いさらしを巻いておきます。式の当日に施主様を中心にさらしを取って頂いて、一般的にはそのさらしは小さく切ってお墓のお掃除等にお使い頂くようにお勧めするのですが、ご親族に妊婦様や出産予定の女性がいらっしゃる場合には、是非とも腹帯にしていただくようお伝えしています。
それは、先祖を祭るお祝い事に使用した大変ありがたいさらしであり、先祖のご加護があるからです。
数千万人を一度にご加護されている観音様の力を否定はしませんが、自分の身近なご先祖様に専属的に守られているってとても心強いと思いませんか?役割を終えたさらしは是非ともお礼のお墓参りでお掃除に使用してください。
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